大人ニキビで皮膚科に受診して処方される薬の種類と効果について

大人ニキビができたので、皮膚科でニキビ治療をしたいけれど処方されるニキビ薬の種類や薬の効果を知りたい人、現在、皮膚科で治療薬を処方してもらっているけれど、自分に処方された薬や効果が分からない人。

そんな人のために、今回は、皮膚科で処方される薬の種類と効果についてお伝えします。

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大人ニキビって皮膚科で治療できるの?

ニキビなんて、病気じゃないから医療機関で治療ができないと思っていませんか?ニキビは皮膚疾患の仲間で、医学では、「尋常性ざ瘡」の病名がついています。

ニキビの種類

ニキビ治療薬を紹介するうえで、とても重要になるニキビの種類について説明します。

  • 白ニキビ(面皰)…毛穴詰まりを起こした状態
  • 赤ニキビ(丘疹)…面皰がアクネ菌で炎症を起こした状態
  • 黄ニキビ(膿疱)…丘疹が更に膿んだ状態

赤ニキビや黄ニキビの時に、正しく治療をしないと、その後、ニキビはケロイド状に硬結したり、ニキビが治ってもクレーターになったりします。

皮膚科で行うニキビの判定基準とは?

皮膚科に行くと医師の問診と診察があります。皮膚科では、炎症を起こしたニキビの数で重症度のランクをつけることがあります。

ランクは、軽症、中等症、重症、最重症の4段階で、基準は次のようになります。炎症性皮脂とは、「赤ニキビ」の状態を指します。

  • 軽症…片方の顔に、炎症性皮疹が5個以下
  • 中等症…片方の顔に、炎症性皮疹が6個~20個以下
  • 重症…片方の顔に、炎症性皮疹が21個~50個以下
  • 最重症…片方の顔に、炎症性皮疹が51個以上

この判定基準と患者さんのニキビの状態から医師の判断で、ニキビ治療薬が処方されます。今、あなたはどのランクですか?

皮膚科で行うニキビ治療とは?

皮膚科で行うニキビ治療は、健康保険の範囲内で行われる「保険診療」になりので、治療内容は、決まります。治療は、薬物療法と面皰圧出などの処置治療、ステロイド注射治療になります。

皮膚科で処方される薬物療法の中には、ニキビに直接塗布する「外用薬」と飲み薬の「内服薬」に分けられます。単独処方の時もありますが、多くは併用処方されます。

では、皮膚科で処方される薬について外用薬と内服薬別にみていきましょう。

皮膚科に受診して処方される薬:外用薬

外用薬には、抗生物質、レチノイド製剤、過酸化ベンゾイル製剤などがあり、ニキビの症状に合わせて医師が処方します。

外用抗菌薬

《外用抗生物質製剤》

  • 商品名:ダラシンTゲル、ダラシンTローション(クリンダマイシン成分)

《化膿性炎症のざ瘡》治療薬

  • 商品名:アクアチムローション(ニューキノロン系)
  • 効能・効果:抗菌作用と抗炎症作用で、炎症を起こす原因であるアクネ菌を殺菌し、ニキビの炎症を鎮める治療薬です。中でも ダラシンTはニキビに特化した抗菌外用薬で、赤ニキビに対し皮膚科では良く処方されます。しかし、抗生物質配合なので。耐性菌ができるリスクがあるために、長期間の使用には注意が必要です。
  • 使用方法:1日2回、洗顔後、ニキビに塗布。

レチノイド製剤

《尋常性ざ瘡》治療剤

  • 商品名:ディフェリンゲル(アダパレン成分)
  • 効能・効果:ビタミンA誘導体の塗り薬。皮膚の角化を抑制しながら、毛穴の詰まりを防ぎ、面皰(白にきび)を抑制する作用がある塗り薬で、ニキビ治療と予防に効果があります。2008年に保険認可された薬で、副作用としては肌の乾燥やピリピリ感があります。
  • 使用方法:1日1回、洗顔後、ニキビに塗布。

過酸化ベンゾイル製剤

《尋常性ざ瘡》治療剤

  • 商品名:ベピオゲル2.5%
  • 効能・効果:抗菌作用と角質層剥離作用があり、ニキビを殺菌し、ニキビをできにくくする塗り薬です。アメリカのニキビ治療薬と言えば、この製剤がポピュラーですが、日本では2015年4月から保険診療の適応になりました。接触性皮膚炎の症状が起こることがあるので、治療中には注意が必要です。
  • 使用方法:1日1回、洗顔後、ニキビに塗布。

過酸化ベンゾイル製剤+グリタマイシン(抗生物質)配合製剤

《尋常性ざ瘡》治療剤

  • 商品名:デュアック配合ゲル
  • 効能・効果:ニキビの有効成分が2種類配合された塗り薬。殺菌作用と角質剝離作用、アクネ菌の増殖を抑制する作用で、ニキビ治療と予防ができます。しかし、抗生物質が配合されているので、長期間使用することによって、耐性菌となるため注意が必要となります。2015年5月に保険診療が適応された外用薬です。
  • 使用方法:1日1回、洗顔後、ニキビに塗布。

酸化ベンゾイル製剤+アダパレン配合製剤

《尋常性ざ瘡》治療剤

  • 商品名:エピデュオゲル
  • 効能・効果:皮膚の角化を抑制しながら、毛穴詰まりを防ぐ効果のある製剤と抗菌作用と角質層剥離作用がある製剤の配合で、ニキビを殺菌し、ニキビをできにくくする塗り薬です。
  • 使用方法:1日1回、洗顔後、ニキビに塗布。

非ステロイド系消炎・鎮痛外用剤

  • 商品名:スタデルムクリーム
  • 効能・効果:赤みや腫れの炎症を抑える塗り薬。ステロイドが配合されていないので、軽めの湿疹や顔の湿疹の治療に用いられます。
  • 使用方法:1日数回、患部に塗布。
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ニキビの重症度別にみる外用薬の処方例

担当医師がニキビの状態によって、処方しますので、全てこの例に沿っているわけではありませんので、参考程度に考えてください。

面皰(白ニキビ)

  • ディフェリンゲル
  • ベピオゲル2.5%
  • デュアック配合ゲル
  • ディフェリンゲル&ベピオゲル2.5%

炎症性皮疹(赤ニキビ)

  • 軽症~中等症…ベピオゲル2.5%、スタデルムクリーム
  • 軽症~重症…ディフェリンゲル、ディフェリンゲル&外用抗菌剤、デュアック配合ゲル
  • 中等症~重症…ディフェリンゲル&内服抗菌薬、エピデュオゲル、ディフェリンゲル&ベピオゲル2.5%、デュアック配合ゲル
  • 炎症性皮疹(赤ニキビ)全般…外用抗菌薬

皮膚科に受診して処方される薬:内服薬

内服薬の治療には、抗生物質、漢方薬、ビタミン剤の飲み薬が処方されます。

抗生物質

  • 商品名:ビブラマイシン、ミノマイシン、ルリッド、ファロム、クラリス、クラリシッド、ダラシン、フラジールなど
  • 効能・効果:抗生物質の殺菌作用によってアクネ菌の炎症を抑えニキビを改善します。耐性菌ができるリスクがありますので、長期間の服用には注意が必要です。
  • 服用方法:1日1回~2回、コップ1杯の水またはぬるま湯で服用。

ビタミン剤

  • ビタミンB2(ハイボン、フラビタン、FAD)

水溶性ビタミンで、皮膚や粘膜を正常にたもつ働きをし、肌荒れやニキビを改善します。

  • ビタミンB6(ピドキサール、リン酸ピリドキサール)

水溶性ビタミンで、皮膚や粘膜を正常に保ち、肌荒れやニキビを改善する他、神経や血液にも関与するため貧血や末梢神経病気の時にも処方されます。

  • ビタミンC(アスコルビン酸、シナール)

水溶性ビタミンで、皮膚や骨、コラーゲンの生成の働きに関与して、体の抵抗力を高めます。また、抗酸化作用によりシミを抑制する働きもあります。
シナールは、ビタミンCとビタミンB5(パントテン酸)を配合したビタミン剤です。

  • ビタミンE(ユベラ)

血行を良くする働きのあるビタミンEは、脂溶性ビタミンで動脈硬化を防ぐ働きもあります。

漢方薬

現在の皮膚科のガイドラインでの漢方薬の位置づけは、抗生物質やビタミン剤、外用薬、処置治療などで効果がなかったり、服用や使用ができなかったりする場合に限られる処方となっています。推奨されている漢方薬は、以下の3点になります。

荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)
  • 効能・効果蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎、慢性化したニキビ
  • 服用方法1日2~3回、食前または食間
清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)
  • 効能・効果とがって化膿している首から上の赤ニキビ、 顔面・頭部の皮膚湿疹
  • 服用方法1日2~3回、食前または食間
十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
  • 効能・効果赤くて化膿している湿疹や皮膚炎 、蕁麻疹
  • 服用方法1日2~3回、食前または食間
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まとめ

「大人ニキビで皮膚科に受診して処方される薬の種類と効果について」をお伝えしましたがいかがでしたか。

皮膚科で処方される薬には、効能・効果がそれぞれ分かれているために、症状に合わせて医師が処方しています。

使用している薬が分からなかったり、ニキビの治りが悪かったりした時は、必ず担当医師に質問しましょう。そして、副作用が起きた時は、すぐに薬を中止して、皮膚科の診察を受けてください。

皮膚科で治療を受けていても、睡眠不足やストレス、食生活の乱れ、間違ったスキンケアなどを行っているとニキビの治りが悪くなります。内面からのニキビケアと皮膚科での対処療法でニキビを撃退しましょう。

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